その16) 『言葉がけ』には 3つのポイントがあります。

 

相談援助のテキストを読んでいると 

 

必ず 援助者の心構えとして出てくる「言葉」があります。 

 

 

それは 『傾聴』です。 

 

僕は、保育者の方への研修の一番最初に このお話をさせて頂くのですが、 

 

それを今日は ご紹介したいと思います。 

 

 

 

誰もが 一度は 聞いたことがあると思いますが 

 

もっと こどものこころの声に耳を傾けましょう  のような 『傾聴』 

 

もっと 褒めてあげましょう という 『評価』 

 

もっと こどものこころを抱きしめましょう  という 『愛情』 

 

 

  

『傾聴』 『評価』 『愛情』の この3つ 

 

 

それぞれ 1つひとつ とても 大切なものです。 

 

この3つ   

 

たくさんの方が この3つを提案されていますが、 ひとつ お伝えし忘れていることがあるのです。 

 

 

それは 

 

この3つは 『一緒にセット』で 届けてあげなければ 『脳』には 届かないのです。 

 

 

 

『傾聴』して『評価』して『愛情』をかけてあげるのです。 

 

「ねえねえ、それ もっと聞かせて! すごいね。 そういうところがみんな大好きなんだよ」 

 

という表現です。 

 

 

そして もうひとつ 重要なこと

 

 

それは 「その子が 一番大好きなことをしているとき」  なのです。

 

今のところ 経験的に把握しているのは この場面でのみ 効果があるということです。

 

 

 

「大好きなことをしているとき」に 

 

「傾聴」し 「評価」し 「愛情」をかけてあげると

 

あなたの「ことば」は その子の「こころ」にとても届きやすくなるのです。

 

 

保護者への言葉がけも 同じです。

 

例えば、お迎えにきた 保護者との会話の中でも 時々見られるのですが、

 

お母さんが とても嬉しそうに楽しそうに 何かを話してくれることがあります。

 

そんなときに

「ええー、お母さん 教えてください。 すごいですね!!だから いつもキラキラしてるんですね」

 

 

「傾聴」し、「評価」し、「愛情」をこめて 対応するだけで

 

お母さんは ますます 活き活き 元気になるのです。

 

こうして 保護者とのコミュニケーションは どんどんよくなっていくのです。  (げんき)

 

 

 


 ≪問題解決力がアップするポイント その16≫

「言葉がけ」というのは、

「愛する能力」と「楽しむ能力」を育てるもの なのです。(げんき)