その26) 「ずいぶん」「だいたい」という表現は 使わないようにしましょう。

 

支援をしている方に 状況を伺うと よく聞かれる 言葉が あります。 

 

それは 

 

「ずいぶん、元気になりましたよ。」 

 

「だいぶ 自分で動けるようになりました。」 

 

「だいたい いい感じで 進んでいます」 

 

 

 

「ずいぶん」や「だいぶ」 や「だいたい」という 言葉です。 

 

 

伝えようとしているイメージは もちろん理解できるのですが、 

 

この『あいまい』な言葉では 支援の状況が どの程度 進んでいるのか  

 

とてもわかりにくい のです。 

 

 

 

もちろん 「人のこころ」を 数値化することは できませんが 

 

どの程度 行動や生活が 改善されてきたのかを 共有するためには 

 

やはり「見える化」する必要があります。 

 

 

「だいだい 朝 起きれています」 より 

 

「毎日 朝 7時には きちんと起きれています。」の方が 伝わりやすく 

 

 

「だいぶ 表情がよくなりました」 より 

 

「お会いした瞬間に 笑顔の回数が増えました。顔色や肌もつやつやしています」のほうがわかります。

 

 

 

表現の方法は その状況により 変わることはあっても

 

話している人と 状況が共有できる「話し方」を心がけるだけで

 

改善している実感を共有できるのです。

 

 

 

人は 「前に進んでいる」と感じる事ができれば  がんばることは できます。

 

 

「前に進んでいる」

 

それを感じることができるか どうか

 

そこが 大事なのです。    (げんき)

 

 

 


 ≪問題解決力がアップするポイント その26≫

相手に前向きな行動を起こしてもらうためには

前向きな言葉をかけてあげる必要があります。

「前向きな言葉」とは 「前進しているイメージ」のわく言葉なのです。(げんき)