その35) 「完璧主義」をやめると 相手の本当の姿が 見えてくるのです。

 

「完璧主義」 

 

そのこと自体を 良いとか悪いとか ここで評価することはありません。 

 

 

そうした「主義」や考え方で生活することも 周りが何も言うことなどないのです。 

 

 

 

ただ 

 

「先生」と呼ばれる仕事をされる方が 

 

「完璧主義」であったとしたら 

 

とても苦しい思いをされることが きっと多いと思います。 

 

 

当研究所では 

 

保育士、幼稚園、学校の先生方のメンタルヘルスサポートを行っております。 

 

特に「うつ病」の方や 「パーソナリティ」面でご苦労されてらっしゃる方の 

 

認知療法や行動療法のセラピーを実施しております。 

 

 

その中で 目立つ 先生方のメンタル不調の原因のトップにあるもの 

 

 

それが この「完璧主義」です。 

 

 

 

こどもは 園児であれ、学童期のこどもたちであれ 

 

「完璧にやること」を 求める事は 無理があります。 

 

 

 

なぜなら 「こども」は 「完璧な存在」ではないからです。 

 

 

そこに 「完璧さ」や「大人がイメージする姿」を投影してしまっても 

 

その通りになりません。 

 

こちらが 「なんで出来ないのよ!」と イライラしてしまうだけなのです。 

 

「完璧」を求めると こどもたちも 先生自身も 壊れてしまうのです。 

 

 

 

これは 人間関係 全体に言えることです。

 

保護者であっても 職場の同僚や先輩であっても 同じです。

 

 

「完璧な人」は

 

この地球のどこを探しても 一人も 見つかることはありません。

 

そんな人など そもそも どこにも存在しないのです。

 

 

 

『人は誰も完璧ではない。  だから そこに 許しやゆとりを持つ事』

 

この気持ちを持てることが 大事なのです。

 

 

ただ、忘れてはならないことが あります。

 

それは

 

人は 「完璧」ではないが  「完全」な存在である  と言う事です。

 

 

誰一人 欠けてはいけない 存在なのです。    (げんき)

 

 

 


≪問題解決力がアップするポイント その35≫  

間違うこともあります。失敗することもあります。

出来ない事もあります。そのことで、こちらがイライラしたり、不愉快になるかもしれません。

でも 許してあげましょう。 イライラさせた相手も、イライラした自分も。 (げんき)