その111)  その人の「背後にいる3人」までを 見つめた視点を持つことが大事なのです。

 

 

もうすぐ 新年度になります。 

 

4月から6月までは、とにかく 研修が多く、今は その準備をしています。 

 

 

今月も ソーシャルワーカーの方とカウンセラーの方向けの 

 

「相談支援」についての講習を実施したのですが、その中で お伝えした 大切な視点を 

 

みなさんにも ご紹介したいと思います。 

 

 

 

対面で 相談をお受けする場合 

 

「今、ここ」を意識して  「目の前にいる その人」 に全てを注ぐことが大切です。 

 

その人のこと だけを考え 思うこと。 

 

それが 相談を受ける側の 基本的な態度 です。 

 

 

 

ただ、 一つだけ 忘れてはいけないことが あります。 

 

 

それは   

 

その人の抱えている不安や問題には 他の人が 関わっているということです。 

 

 

もちろん、個人的な病気などの問題はあるのかもしれませんが、 

 

それでも どこかに 誰かが 必ず関わっているのです。 

 

 

その相談の背後には  他の誰かが存在するのです。 

 

 

 

 

僕は、 相談をお受けする際に いつも 意識していることがあります。 

 

 

それは 

 

一人の相談者の後にいる3人 までを見据えて 支援を考えるということです。 

 

 

もちろん、4人で相談にいらっしゃることは まず ありません。 

 

 

もし、一人のご相談者が目の前にいたとしたら 

その後には その相談者に関わる別の3人がいて、その3人の方の相談もお受けする 

そうした気持ちで 相手と向き合っています。 

 

 

もちろん、イメージの話なので、その他の3人の相談を直接お受けすることはありません。 

 

 

 

もし、あるお母さんが 自分の子育てに悩んで 相談されたとしたら 

 

そのお母さんの悩みだけでなく、 その子の悩みや不安も考え 

 

ご主人の悩みや不安も考え、 そのお母さんの家族(父母や兄弟)、義理のお母さんのことも

 

考えるのです。

 

 

 

このことだけを聞くと 「無理!」と言われてしまいそうですが、

 

そんなに難しく考えなくても 大丈夫です。

 

 

 

常に 「個」から 「環境」や「システム」を考え

 

「環境」や「システム」から 「個」を考える。

 

 

そうした 鳥の目、蟻の目の感覚を持ちながら 全体のどこかに 不具合がないか、

それを 考えていくのです。

 

 

そうした「環境」全体を眺めていくと  他の人が抱えている問題に気づくのです。

 

 

 

そんなに 沢山の人の問題や不安を抱えきれない、、、

 

目の前の人の問題だけで いっぱいです。

 

なぜ、そう感じてしまうのか?

 

 

それは 「環境」から「個」を見る視点を 相談の 『ど真ん中』に置いていないからです。

 

 

相談者と接する際に 「上から目線」は いけません。

 

 

でも 「空から問題を見つめる目線」は 重要なのです。  (げんき)

 

 

 ≪問題解決力がアップするポイント その111≫

相談内容の核となっている部分は、「私の環境を見てください、どうにかしてください」なのです。

だからこそ、『環境』から『個』に目を向けたアドバイスや言葉が重要なのです。

「あっ この人は ちゃんと私のホンネを理解してくれてるんだ」。きっとそう感じているはずです。(げんき)