その177) 「短時間」×「重要なこと」=トラブルになる可能性は高いのです。

 

保育者と保護者が話をする時間

 

 

それは 本当に 「短い時間」 です。

 

 

もちろん、少し時間を作って頂いて、じっくりお話をすることもありますが、

 

基本的には、「お迎えの時」などの 短い時間が ほとんどです。

 

 

 

その短い時間では

 

簡単に 今日のこどもたちの様子や 簡単な連絡事項をお伝えするくらいしかできません。

 

 

 

 

その「短い時間」で 「重要なこと」を 伝えようとすると

 

トラブルになる可能性は 高くなります。

 

 

 

これは 何も 保育所だけに限ったことでは ありません。

 

 

一般の企業や社会生活の中でも

 

重要な事柄を 短い時間で 説明すると 揉めてしまうのです。

 

 

 

それは 「情報」が少ないからです。

 

 

伝えようとするほうは、短時間で 大事なことだけを伝えようとして

 

 

重要事項や結論だけを伝えます。

 

そこには 理由を説明する時間がないのです。

 

 

「だから なぜ そうなるんだ。」

 

「その根拠はなに??」

 

 

言われた方にしてみると 理由がわからずに 何かをやれと言われてみても

 

その内容よりも「やれ」と言われた 「命令」だけが残ってしまうのです。

 

 

時間があれば そこで理由を説明して、納得してもらうこともできますが、

 

時間がないと そこで話が終わってしまい 嫌な気分だけが残ってしまうのです。

 

 

 

「短時間」×「重要なこと」=トラブルになる可能性が高いのです。

 

 

 

帰りのお迎えの時に

 

今日、起こった 友達とのトラブルや気になったことを伝えることは

 

問題ないのですが、、

 

そこで、発達面についての心配や医療受診を勧めたりすることは

 

トラブルになる可能性が高いのです。

 

 

 

「何かの判断をお願いすること。」

 

 

 

 

そこには やはり「時間」をかける必要があるのです。

 

 

 

また 別の機会に このブログでも 

 

保護者コミュニケーションと時間の関係を ご紹介できたらと思います。(げんき)

 

 

 


 

「重要なこと」というのは、「タイミング」に大きく左右されます。 ベストなタイミングだと

すんなり納得できるものでも、タイミングを外すとイライラしたり、相手を不安にするものです。(げんき)