その197) 「2週間」を基準に、話そう、話しかけよう。

 

僕が行なっている保育者向けの研修には 一つのテーマがあります。

 

 

それは

 

「相談することの大切さ」 です。

 

 

 

一人で考えることも 悩むこともなく

 

もっと 人に相談しよう。

 

 

これが テーマです。

 

 

 

 

相談の機会が増える 小学校、中学校。

 

その最初の段階である「保育現場」こそ

 

相談することのハードルを下げることが 大切なのです。

 

 

 

メンタルヘルス機関として

 

研修の中で お伝えしている 「基準期間」が あります。

 

 

 

それは 「2週間基準」です。

 

 

 

不安や悩み、気になることを 胸の中に抱えている期間は

 

「2週間」 まで という基準です。

 

 

 

 

「2週間」くらいずっと 気になることがある、悩んでいる、不安がある

 

そんな時は、 必ず 誰かに 「話すこと」。

 

 

 

「2週間」くらいずっと 元気がない、悩みがありそうで、落ち込んでいる

 

周囲にそんな方が いたら 必ず 「話しかけること」。

 

 

この2つ です。

 

 

 

 

うつ病やメンタル不調の判断の基準にもあるように

 

「2週間以上」 不安感や 悩みがあると

 

それは こころに 大きなダメージを与えてしまうからです。

 

 

それを予防するためには

 

 

「話すこと」が 大事なのです。

 

 

 

「話せば」 こころから 一時的に 不安や悩みを 「離すこと」が

 

できるからです。

 

 

 

これが 「相談すること」の意味であり 大切さなのです。

 

難しく考えるのではなく

 

 

「2週間」悩みや不安が離れなかったら 誰かに話そう、

 

そう思ってもらうことが大切なのです。

 

 

 

 

もちろん、「2週間」を待たずに

 

すぐに 誰かに話し、相談しても OK、 

 

と言うよりも その方が もっといいですね。 (げんき) 

 

 

 

 


 

誰にも言えない、誰にも話すことができない・・・これはとても、ストレスになる状況です。

話せる「環境づくり」、「雰囲気づくり」は、保育現場で大事なものの一つです。(げんき)