その202) 自分の中にどのような「基準」を持っているのか

 

相談支援だけでなく 、対人援助職にとって

 

自分が支援を どのような「考え」のもとに 行なうのか

 

それは とても 大切なことです。

 

 

 

自分の中に、その根底にどんな 考え、

 

どんな信念が あるのか、

 

 

その根っこにある「想い」は、 他の人に対しての働きかけ だけでなく

 

自分自身にとっても 支えとなります。

 

 

 

 

僕も 個人的なものですが、 この仕事を行なうにあたっての

 

「根となる考え方」を持っています。

 

 

 

 

最初は、 やはり 福祉の世界にいるということで

 

 

「みんなの幸せ」

 

「誰もが幸せに暮らして欲しい」

 

 

そうした「想い」を根っこに持った上で

 

すべての活動を行ってきました。

 

 

相談支援の場面でも もちろん そうです。

 

 

そこにある全ての対話の陰に この「想い」があります。

 

 

 

ただ、  今は その「幸せ」という「想い」に加えて

 

もう一つ  強く 想うことがあり

 

 

それが 自分の相談支援のいちばん 「根っこの考え方」として

 

存在していることに 最近 自分で気づきました。

 

 

 

 

それは

 

 

「時間には限りがある」 という 想いです。

 

 

どんなに嫌なことでも

 

どんなに嫌な人でも

 

どんなに好きなことでも

 

どんなに好きな人でも

 

 

いつか 必ず 「別れ」なければならない ということです。

 

 

それには 特別な人も 例外もなく

 

その日が来れば 「別れ」なければならないのです。

 

 

その事を認識した上で

 

今ある世界や 自分の置かれた環境、状況、

 

周りの人たちを見ていくと

 

すべてのことが 大切に想え、 見え方も きっと変わってきます。

 

 

 

 

「いいこと」 だけが 「幸せ」ではなく

 

悪いことも 嫌なことも すべて 含めて 「幸せ」である。

 

そう 思うことが 多くなってきました。

 

 

 

「時間には限りがある」と考えると

 

今やろうとしている支援に別の意味が生まれてくるのです。(げんき)

 

 

 


 

僕の一番好きな言葉は、「一日一生」です。(げんき)