その207) 「こどもでもわかる」にこだわることが 大切なのです。

 

保育者は、こどもたちと 共に過ごして

 

日々 こどもたちと 関わっています。

 

 

 

その中で 常に気をつけていること

 

 

それは

 

 

「こどもにわかるように」 です。

 

 

 

こちらの意図も こどもにちゃんと 伝わるような

 

わかりやすい表現をしなければ こどもたちには 伝わりません。

 

 

 

この「わかりやすく伝える技術」は やはり保育者の強み です。

 

 

 

 

「相談支援」

 

 

実は これも 全く同じもの なのです。

 

 

 

僕は 保育者研修でも スタッフの研修でも

 

企業内のメンタルヘルスの研修でも 伝えていることがあります。

 

 

 

それは 「小学校4年生にわかるように伝えること」です。

 

 

自分が伝えようとしていることが 小学校4年生にも わかるか どうか です。

 

 

10歳くらいのこどもたちは 何でもわかります。

 

 

でも 分かりにくかったら それも 正直に表現してくれます。

 

 

「わからん。いみ わからん。」

 

「なんて いいよるか わからん。」

 

 

分からなければ 目をそらして 知らんぷりしてくれます。

 

 

とても わかりやすいのです。

 

 

 

 

「相談支援」で 何かを伝えるとき

 

複雑な表現では 相手には 届かないのです。

 

 

それは 自分自身のこころの中が 「複雑」になっているから

 

相談しているのです。

 

 

そこに 複雑な表現、わかりにくい表現で 伝えてしまったら

 

「ますます、、わからなくなる、、」

 

「なに、、いってんのかしら、、」

 

 

そうなって しまいます。

 

 

 

「支援者」という意識が強すぎると

 

なんだか 難しく 専門的な表現を使いたくなってしまいますが、

 

そんな必要はないのです。

 

 

 

 

 

「こどもにもわかるように」

 

これが 相談支援の基本的な 心構え なのです。 (げんき)

 


 

「専門家」であることが プロ意識ではありません。

自分のやろうとしている事の「目的」は何かを常に意識することが プロ意識なのです。(げんき)