その245) 苦しい状況の時こそ、「あたりまえ」を大事にする。

 

人は 生きていく中で

 

とても 苦しい状況に 出くわすことが あります。

 

 

自分が招いた苦しいこと。

 

自分には責任はないのに 苦しいこと。

 

 

こころの苦しさ

 

経済的な苦しさ

 

 

人との関わりの中での苦しさ

 

 

 

それは 人によって 様々なものです。

 

 

 

僕は 相談をお受けすることが 仕事 なので、

 

基本的に 相談にいらした方は

 

何らかの「苦しさ」を必ず抱えています。

 

 

 

ただ、立場や状況が違う どんな方にも

 

僕は 必ず お伝えしていることが あります。

 

 

 

それは  

 

『苦しいときこそ 当たり前のことを 一生懸命やってください。』

 

ということです。

 

 

 

 

目の前にゴミが落ちていたら 拾って ゴミ箱に捨てる。

 

台所に洗っていない お皿とコップがあれば 洗う。

 

自転車の空気が抜けていれば 入れる。

 

朝 誰かに出会ったら おはようございます と挨拶をする。

 

郵便ポストにチラシが溜まっていたら 出して捨てる。

 

植木に水をあげる。花瓶の水を入れ替える。

 

外にゴミを捨てるときには、投げるのではなく、そっと綺麗におく。

 

玄関の靴は きちんとそろえておく。

 

 

 

こうした 「あたりまえのこと」 を大切にするのです。

 

 

 

「あたりまえのこと」が 問題を解決してくれる訳ではありません。

 

何かの呪文やおまじないでも ありません。

 

 

 

それは こころのスイッチを入れる作業なのです。

 

 

苦しいときは 「あたりまえのこと」など 面倒なものです。

 

そんな事は 今の私には どうでもいい!と 思ってしまうのです。

 

 

だからこそ 「あたりまえのこと」をやってみるのです。

 

 

小さな 動きを少しするだけで

 

次 次に 気になることが 見つかります。

 

 

 

靴をそろえてみると

 

台所が気になったり、トイレのタオルが曲がっているのが気になったり

 

そうして 一つ一つを片付けようと いう気持ちになるのです。

 

 

 

 

問題解決にとって 一番 大切なもの

 

 

それは 「片付けよう」という気持ち なのです。

 

 

 

どんなに周囲が心配しても 本人の「思い」次第

 

 

それが 問題解決や不安の解消なのです。

 

 

 

「よーし、これだけやってしまおう」

 

 

 

そのちょっとした 気持ちが 最初の一歩なのです。 (げんき)

 

 

 


 

震災の日から今日で3年がたちました。

自分ができることを 精一杯がんばろう! みんなで力をあわせよう!(げんき)