その270) 「考える」にも 2つのやり方があるのです。

 

相談をお受けしたり、また何かの問題を検討するとき

 

誰もが みんな  考えます。

 

 

教科書などを見ても 事例を検討しましょう。と書かれています。

 

 

 

でも

 

どう「考えるか」のやり方については あまり記載されていません。

 

 

 

僕は よく 研修などで 事例の書いた紙をお渡しして、みなさんに考えてもらっています。

 

そして 5~6人ぐらいのグループに分かれてもらいます。

 

 

では 考えてもらいます。 でも、、その前に、、

 

 

ということで  いくつかあるグループを 真っ二つに分けます。

 

例えば 10グループがあれば、 5グループと 5グループに分かれます。

 

 

 

そして 5つのグループには、 「なぜ?」という切り口で考えてもらいます。

 

 

そして 残りの5つのグループには、 「どうしたら?」という切り口で考えてもらいます。

 

 

 

「なぜ」は 「原因」を切り口として考えることです。

 

・どうして こうなってしまったのだろう。

・何が 原因なんだろう。

 

 

 

「どうしたら」は、「結果」を切り口として考えることです。

 

・どうしたら うまくいくだろう?

 

・どうしたら もっと早く解決するだろう?

 

 

それぞれのグループには それぞれの切り口で 考えてもらいます。

 

 

 

そうやって しばらく話し合ってもらうと不思議な現象が起こります。

 

 

「なぜ」と考えているグループは

 

表情がだんだん暗くなっていくのです。 そして口数が少なくなっていきます。

 

 

ところが

 

「どうやって」と考えているグループの方は、

 

表情豊かに、時には笑みや笑い声が聞こえてきます。

 

そして ワイワイ、ガヤガヤといった 雰囲気になります。

 

 

 

そして 話し合いが終わって それぞれに発表してもらうと

 

 

「どうやって」と考えるグループからは

 

たくさんの結論が出てきます。

 

そして その結論の出方も スピーディなのです。

 

 

 

一方、「なぜ」と考えるグループからは

 

それほど多くの結論が出ないだけでなく、後ろ向きな答えが多くでるのです。

 

 

 

この話は 「事例」のお話では ありません。

 

 

 

人は 原因を追究して 「なぜ」と考えるよりも

 

良い結果を求めて「どうしたら」と考える方が 

 

より前向きなアイデアや結論が出やすいのです。

 

 

 

 

相談支援の中で求められるアイデアや結論は 「前向き」なもの です。

 

 

後ろ向きで、かえって ネガティブな気持ちになるくらいなら

 

相談しない方がいいのです。

 

 

 

あなたは 考えるとき

 

 

「なぜ?」と考えていますか?

 

それとも 「どうしたら?」と考えていますか?  (げんき)

 

 

 

「相談」は 過去を検証することではなく、未来を見つけ出すための話し合いなのです。(げんき)