その349) 「支援のやり方」は、「検索エンジン」で検索しない。



相談支援を行っていると 


「こういう場合には、どうやって進めていったらいいのだろうか」


そう、悩んでしまうケースも あります。




僕は、そうした場合に 決めている


一つの 『ルール』 があります。




それは


『検索エンジン』で 検索しない。



という 『ルール』 です。





誰もが経験したことがあると思うのですが、



「こんな時は、どうするのだろう」と 何度も何度も キーワードを入れなおして


様々なサイトに行き着いて、そこの文章を読みながら、


「これは 違う」と また、別のページを探す。


そうすると、1時間くらい すぐに 経っていて、


なんとなく 分かったような、わからないような・・・・。




そんなことは ありませんか?




もちろん、「情報収集」するために 『検索する』ことは 大切です。


『検索』そのものを 否定するつもりは ありません。




ただ、「支援の方法」については 少し状況が異なるのです。





僕が 戸惑った時に 行なう方法は、2つあります。



一つは、「過去」を振り返ってみること  です。




今までの経験したことや、支援した様々なケースを 自分の頭の中で

振り返りながら、ノートに キーワードをメモしていく方法です。





そして、もう一つは 「人」を想像すること  です。



あの人だったら、どうやって対応するだろうか、目を閉じて 頭の中で

描いていきます。 声やしぐさや表情まで 克明に想像しています。





この「2つ」の方法



どちらも 「自分の頭」を使う作業です。


完全にオフラインで、ネット環境から 遮断されます。


あるのは、ペンとノート だけです。




だから、、 どちらも 相当 疲れます。




『考えること』が 一番 エネルギーを使うからです。





でも、、



大切なのは、「相談支援」というスキルは


自分の中に眠っているものだと 気づくこと なのです。


すでに、自分の中には 『独自のやり方』 を持っているのです。



それは、現場経験が多いか、少ないか、 学生だから、新人だから、、

決して、そうしたことは 関係ないのです。 



今まで 歩んできた「道」の中にある。



「ケース」は ネットの中にあるのではなく、頭の中にあるのです。






こうやって、掘り起こしたものを  


多くの人と共有したい、そう感じて それを 見つけた人は 「ネット」にアップします。




それを 他の誰かが「検索」して それを 見つけるのです。



「ネット」上にある全ての『情報』は  ただの「ヒント」にすぎません。 




「さあ、 ご自身の脳の中にある様々な経験を 今から検索してみよう!!」



本当は、そう書いているのです。 (げんき)






    僕が書いている、このブログも 同じです。

    メッセージは、 「ここに書いているものは あなたの中に 全て ありますよ。」なのです。(げんき)