その359)「相手の出鼻をくじく」と、あなたの言葉は入らなくなる。



僕は、保育者研修の中で、「脳」にダイレクトに届く 「ことばがけ」を伝えています。



それは


あなたの「ことば」が、 すんなりと相手に届くようにする。


相手の「脳」に入る 「ことばがけ」です。





今日は、その逆を お伝えします。



あなたの「ことば」が、 全く 相手に入らなくなる。



受け入れてくれなくなる 「ことばがけ」です。





「それは、悪口ですか???」


「嫌な事ですか??」


「馬鹿にした言葉でしょ??」




よく、そうした質問を受けるのですが、、


違います。




そうした「悪口」のような「ことば」も


一度、受け入れると、「気持ち」として いつも嫌な気分にはなります。



でも、「脳」が拒絶することは 少ないのです。






「脳」がもっとも 拒絶すること。




それは 「出鼻をくじかれること」 です。





これから 楽しく出かけようとする、その直前に、嫌なことを言われる。



こどもが、保育所に行く前に、 ガミガミ言う。



配偶者が、仕事に出かける直前に、 文句を言う。



誰かのために気に入ったプレゼントを買おうとした時に、それをけなされる。



今から「プレゼン」する直前に、お客様からのクレームを伝える。





その本人は、特に悪気なく 伝えています。



だから、わかってはいませんが、


実は、相手の「脳」は、「次回から拒絶する」という命令を出しているのです。






「脳」は、今からスタートしようと 「行動」をはじめる際に、


あらゆる神経回路を集中させます。



もちろん、そこには やる気や意欲だけでなく、


結果や夢を想像し、快を得るなど



あらゆるものです。




市民マラソンで、大勢のランナーが スタートを待ち構えて


今か今かと スタートを待っている状態です。




そして、いざ スタートのピストルが鳴って、 一斉にスタートとした時、


「ごめん、ちょっと待って。」と言われるようなものです。


ランナーは、まるで将棋倒しのように倒れていきます。


まるで、「吉本新喜劇」で、全員が ひっくりかえるようなものです。



 

まさに、「出鼻をくじく言葉」も 同じなのです。





「ことばがけ」とは すべて 「タイミング」 です。





相手にとって、必要だと思ったことでも、


「タイミング」を間違えば、その次から、相手に伝えることばの一つ一つに


「ガード」がかかってしまうのです。





「出鼻をくじいた人」の「ことば」は、


まだ聞いてもいない段階から、脳は「スタンバイ」して、身構えるのです。




相手が、話す前から


「いったい、この人は何を話すんだろう」と警戒したことはないですか?





それは、あなたの「出鼻をくじかれた」からです。(げんき)





  相手の気持ちを考えて、言葉を伝えるとは、  「相手の出鼻をくじかない」ということです。

  逆に 相手のスタートを押し出すような言葉を伝えると、あなたの言葉は ずっと入るということです。

  研修では、この相手の「脳」に入り続ける「ことばがけ」の3つのポイントをお伝えしています。(げんき)