その376) 「トラブル」こそ、キャリアを作るのです。



「対人援助職」 という仕事は とても「ストレス」の多い仕事です。




その理由は、実に 簡単なものです。


それは、相手が「人」であるため、 「思うようにいかない」から です。




「毎日、毎日 トラブルや様々な出来事が多くて、本当に疲れます、、、、、」



そうした声も よく聞かれます。





ただ、、、1つだけ 大事な『事実』 を忘れてはいけません。



それは  「トラブル」は、人それぞれ 捉え方が違う ということです。




例えば、 一緒に 同じ「トラブル」に出会っても


それを「ストレス」にする人と 「ストレス」どころか 「成長の糧」にする人がいます。




その違いは、何か




それは 「トラブル」を 「レパートリー」と考えている からです。





「トラブル」は、「レパートリー」を増やすチャンスである と信じているのです。





「対人援助職」が、「キャリアアップ」するためには、


「経験」を積む以外に方法はありません。



「経験」こそ、たった一つの「キャリアアップ」の方法なのです。





「トラブル」を 「ストレス」に変えない人は、


「トラブル」を 「レパートリー」を増やす、「キャリアアップ」の機会と捉えているのです。





『経験は、毎日ちゃんと積んでいますよ』  そうした声が聞こえてきそうですが、、



「おきまりのパターン」では 実は 「キャリア」とはならないのです。



「キャリアアップ」を 図にすると 実は こうなります。




同じ経験ばかりを積むと すき間ばかりの状態となり、 もろいのです。




逆に、様々な色や形の経験を積むことで、ぎっしりと すき間のない経験となるのです。





日々の「トラブル」は、「キャリアアップ」につながるのだ という意識を持つことこそ、



 「対人援助職」の「セルフケア」 なのです。(げんき)





     「キャリアアップ」とは、「料理」と同じです。

     いかに、「レシピ」を増やすことができるか、が勝負なのです。(げんき)