その390)「不安を解消しよう」とすることが、「不安」を呼ぶのです。



「不安で仕方ないんです・・。不安で不安でたまりません・・。


どうしたらいいんでしょうか・・。」




こころが不調を起すと 「不安」にとりつかれてしまうものです。



もし、こうした「相談」を受けたならば 皆さんなら どうしますか?





「医療受診を勧めること」


これは、大切なことです。





それ以外に、大切なこと。





それは、 「不安を解消しよう」としないこと です。





「不安で仕方ない」と言われたら



どうしても 聞いた方は、「不安を解消しなければ」と思ってしまいます。



そして、その「不安の原因」を質問し、 そうして対処の仕方をアドバイスします。



「不安をどうしたらいいですか・・」



そう、言われたら やはり、そう対応してしまうのです。





すると 相手のこころの中では、


「不安」の原因や対処方法を聞くと、今度は、「今の自分にはできない」


「ムリだ」という焦りと不安が 生じはじめます。






「不安」を減らしてあげたい   


その「思い」が、逆に「不安」を増やしてしまうことも 実は多いのです。





「不安」は、減らすものではありません。


「不安」は、「整理するもの」 なのです。





1つ 大切な事実として



口頭で 相談し、口頭で 応えていると


不安は、見えません。



「見えないものは、 減るよりも 増える」 のです。






「不安」は、すべて 見える形にすること です。





僕は、ダイソーなどで、売っている 名刺大のカードをよく使います。



「不安」を確認しながら、全部 いったん 書き込んでいきます。


そして、次から次に ご本人の前に 広げていきます。




「もう、ない?」



そうやって、全部 お見せします。




そして、「不安」が全部 出たところで


いったん、カードを集めます。




そして、まるで トランプのように まとめて、 テーブルの上に置きます。




ご相談にいらした方に 帰り際に伺うと


この瞬間に 1回 すーっと 不安感が 引くようです。






後は、1つずつ カードを出していき お話しながら、



時には、2、3枚のカードをまとめて お話しながら



1つずつ テーブルから 消していきます。


そして、終わりには、全てのカードは テーブルから消えています。




「目に見えないものを 目に見える形にして


そして 目の前から 消してしまうこと。」





誰もが、こどもの頃から この経験に 「快」というラベルを貼っています。




「いない いない ばあ」 から、「トランプマジック」まで。




「不安」を解決せずに 消してしまう。



これこそ、「マジック」 なのです。 (げんき)





   「不安」があるうちは、「問題解決」は 困難です。

  まずは、『不安』を整理することに専念すれば、「問題」に向き合う「こころの準備」もできるのです。(げんき)