その430)プレゼントは渡す瞬間より、「選ぶ時間」が大事なのです。




誰かに 何か プレゼントを渡す。



「プレゼントを渡す瞬間」


プレゼントをもらう側は もちろん嬉しいのですが、


プレゼントを渡す側も  やはり嬉しいものです。




喜んでくれるだろうか、、、、そうしたドキドキ感と共に


受け取ってくれた時の 相手の笑顔で 思わず こちらも ニッコリするものです。





「プレゼントを渡す瞬間」も ワクワクですが、


これだけでなく もっと ワクワクする時間があります。




それは、『プレゼントを選ぶ時間』です。



相手の喜ぶ顔を想像して、プレゼントを選んだり、ラッピングを考えたり、


メッセージカードを選び、メッセージを考える、、



実は、この時間の方が、プレゼントを渡す時間よりも長く


そして、こころの中に とても静かな喜びを感じることが できます。






相談支援の場に 今回同席していた セラピストの方から



「どうしたら あんなに優しい表現で 伝えることができるんですか??


その場で 言葉を生み出すのですか?」



そう、質問されました。





少し、返事に戸惑ってしまいましたが、、、 お答えしました。





「僕は 自分の生活の時間の中に 言葉を選ぶ時間を 作っています。」


そう、お伝えしました。




これは 「予定」です。


決まった曜日の決まった時間に行なう「スケジュール」なのです。




スイミングスクールやトレーニングジムの「時間の決まったレッスン」に行くのと同じです。





そこで、まるで 「プレゼントを選ぶ」ように 「言葉」を選んでいます。



「今週、○○さんと会うので、言葉を選んでおこう」



そんな感じです。




では、どんな 言葉を選ぶのか?




それは


「させる」ではなく、「する」ように 引き出す言葉 です。




セラピーも相談支援の場も 相手に「行動」を促すことが 大切です。



そのためには、「させらた感」があっては うまくいかず、


自分で自ら「する」という思いをもってもらう必要が あるのです。




そのためには、 自ら「する」という気持ちを引き出すための


「言葉」が必要なのです。





それを まるで 「プレゼントを選ぶ」ように 選んでいます。


とても楽しい、大切な時間なのです。





僕にとっての 面談時のアドバイスは、


誰かに「プレゼントを渡す瞬間」と 実は 同じなのです。 (げんき)





 アスリートと同じように、本番でうまく力を発揮するためには、トレーニングが必要です。

 その時間をあらかじめ天引きした上で、生活しています。(げんき)