その454)なぜ「保育相談支援」が必要なのですか?

今日も、学生のみなさんから頂いたご質問にお答えしたいと思います。

Q4)なぜ「保育相談支援」が必要なのですか?


まずは、「保育相談支援」の必要性を考える前に「子育て支援」が なぜ今 必要かを考えてみたいと思います。




そもそも 「子育て」というのは、「親」だけで行なうものではありません。


本来、「子育て」とは、


「子どもを育てる親」「その家族や両親」「地域社会」という3つによって 行なわれるものです。




もちろん、「子育て」自体は、その保護者が行っていますが、少し前の「子育て環境」では、


困ったときに相談にのってくれる人、病気やけがの時に手伝ってくれる人、ちょっとだけ見ていてくれる人、


いつも気にかけてくれる人、そうした「頼もしい人たち」が 周りにはいたのです。





それが、今では、


両親と同居していなかったり、兄弟家族が近くにいなかったり、


自分の故郷を離れて 生活していたり、



昔は、隣近所の方との付き合いや顔見知りも多かったのですが、


今は、地域の人と交流がなかったり、


そもそも、仕事や結婚などで 知らない土地に住んでいたり、


そうした理由から、「子育て」のサポート役であった、「家族」や「地域社会」をもたずに


子育てをしている親が、多くなりました。





まだ、配偶者がしっかり協力してくれたり、友達が近くにいてくれると良いのですが、


配偶者の帰りが遅かったり、友達もいなかったりでは、


完全に孤立してしまう可能性があるのです。



それでは、いくらなんでも 「子育て」できない。


それは 社会が、「社会の責任」として なんとかしなければならない。



そうした流れの中で、様々な「子育てのサポーター」が世の中に生まれました。


それが、「子育て支援」です。



「子育て支援」とは、昔あった「家族」や「地域社会」の代わりとなるものです。





この「子育て支援」の中にある 様々な「子育て支援サポーター」の中のひとつに


「保育所」や「幼稚園」も含まれているのです。



 社会の「子育て支援サポーター」の中のひとつ なのです。




保育所も「子育て支援サポーター」の役割として、子育てをしている親を しっかりと支えましょう。


困ったことや悩みがないか、保育所も 積極的に相談にのりながら、サポートしましょう。




これが 「保育相談支援」 です。



「保育相談支援」は、 とつぜん 保育所の中から生まれたものではなく、


社会全体で行なう「子育て支援」の中のひとつ として


保育所が担当する部分として 生まれたもの なのです。



この様々ある「子育てサポーター」は、連携しなければなりません。


それぞれの得意分野や「できること・できないこと」もあるからです。


こうやって、他機関(子育て支援サポーター)とうまく連携できるようにする


ために、サービスをつなぎあったり、紹介したり、情報を共有したり


そうした必要性が生まれました。

これが「ソーシャルワーク」が必要な理由なのです。


これが、僕が考える「保育相談支援」が必要な理由 です。


少しでも、みなさんの参考になれば 嬉しく思います。 (げんき)




 「保育相談支援」の必要性は、もちろん他にもこまかな理由があります。

  ただ、理由よりも、「役割」をしっかりと認識することがやはり大切なのです。(げんき)