その480)「診断名」とは、あくまでも「ヒント」なのです。



僕の年間の研修の中で、半分以上を占めるテーマ。



それは、「保護者支援」研修です。




そして、次に多いテーマは


「気になる子への対応」という、こどもたちへの支援の研修です。




この「気になる子への対応」という研修の中では、


僕のところで、行なっている支援のやり方や親御さんにお伝えしている考え方を


「保育所で出来る形」にして、ご参加頂いた先生方へ、お伝えしています。





うちの研究所は、あくまでも


『気になる行動』を変えることが目的であり、


そのために使う道具は、『ことばがけ』である。



これが「コンセプト」です。




そのため、「診断名」はあまり気にしていません。


「あったらヒントにはなるが、特になくても構わない」というくらいの「スタンス」です。





人は、どうして「診断名」が気になるのか。



それは、「わからない状態は不安だから」です。 




人は、なぜなのか理由がわからなかったり、わからない状態が続いてしまうと


気持ちも落ち着かず、不安になるのです。



そこに「診断名」がつくと、「どうしたらいいか」の方向性が見えてきて、


そして、「情報」も集めやすくなり、安心します。



「診断名」とは、「次にどうしたらいいか」を考えるヒント なのです。




ただ、気をつけなければならない点が  2つあります。





1つは、「診断名」は あくまでも「仮」だ ということです。



僕も、医療機関にいた頃に、「診断名」が、ころころと変わることを何度も体験しました。


その時に、あくまでも これは「仮」なのだと学びました。



これから どう支援していけばよいかの「考えるヒント」なんだと気づいたのです。






そして、もう1つ 気をつけなければならない点。



それは、「名前をつけると そうしか見えなくなる」 という人の心理です。




仮に 社会人1年目であっても


「きみ、明日から部長だ」と社長から言われると、


その人の「顔」は、「部長の顔」にだんだんなっていきます。



保育士の先生に 「明日から きみ、 AKBね」と伝えると


その先生の「顔」は だんだん「アイドル顔」に変わっていきます。




人は、「ラベル」を貼られると それにあわせて変化してしまうのです。




でも、、、これは 本人ではなく、、


実は、「周囲の目」、「周りの人の見え方」が変わっていくのです。




そういう風に見えてしまう のです。





自分のこどもに気になることがあり、本やネットの「チェックリスト」に当てはめてみると


チェック数が多くなると、「絶対、これに違いない」と判断しがちです。


そうなると、もう その「診断名」の障がいにしか 見えなくなってしまうのです。





この2つの点は、気をつけておかなければならないのです。





「診断名」とは、あくまでも 「次の支援を考えるためのヒント」です。


「診断名」を 「不安材料」にしないようにしましょう。





大切なことは、「気になる行動」を変えること なのです。(げんき)



 

 最近、ものすごい数で、「保育ソーシャルワークとは」や「ソーシャルワーク」の理論などの検索で

 ご訪問頂く方が増えていて驚いています。今は、何か研究の時期か、卒論などの時期なのでしょうね。

 特に関西圏の方から多くのご訪問を頂いてます。ありがたいことです。

 何か、少しでもヒントとなるようなものがあれば 嬉しいのですが。(げんき)