その495)「仕上げ」に30%の時間を作ることが大切なのです。



何か物を作る場合、必ず後半には、「仕上げ」という作業があります。



じっくりと「見て」「手直し」して、そして「完成」させる。



この最後の「仕上げ」で 物は 出来上がります。





この「仕上げ」は、何も「物作り」に限ったことではありません。



企画だったり、計画だったり



それに「相談支援」や「ソーシャルワーク」であっても 同じことです。





そこには、必ず「仕上げ」の段階が 必要になるのです。





もし、「相談支援」で、全体の時間が10時間かかるようなものでしたら、


そのうちの30%は、「仕上げ」になります。




つまり、「3時間」は、検証や修正、フォローになるのです。



この「30%」の「仕上げ」で、形が整っていき、進行を安定させていくのです。





PDCAで言えば  PとDに 70%、CとAに 30%の時間配分となります。





ここで 質問です。



PDCAを 一人でやる場合と、


最後のCAだけを別の人にお願いするか、もしくは 誰かと共同でやる場合、



どちらの方が、 最終的な「仕上がり」は 良くなるでしょうか?





もちろん「正解」はありませんが、、、


僕は経験から、 CAを 誰か別の人と共同でやる場合の方がうまくいく


そう思っています。



その最後の30%の仕上げの段階で「アドバイス」に入ること。


僕はそうやって、他の方の相談支援のサポートに入っています。




「相談支援」や「ソーシャルワーク」は 一人でやるもの。


そう思われている方が 非常に多いようですが、、





実は、『一人でやる必要』は 全くないのです。



「ソーシャルワーク」は 一人でやるものではありません。



共同でやれば いいのです。



「アセスメント」と「プランニング」を別の人がやってもいいのです。



絶対に一人でやらなければならないという「ルール」はありません。




僕は、保育者向けの「保育ソーシャルワーク研修」で、保育者の仕事は、


「アセスメント」です。 そう、はっきりと伝えています。





「相談支援」も「ソーシャルワーク」も  



その「プロセス」を分解して実施したとしても、十分に機能します。



逆に 「その人」だけしかできない、「その人」がいないと回らない、


そうなってしまうと、それは 「再現性」にかけるものになります。





30%の仕上げを誰かに頼んでみること。


そうすることで、「相談支援」のレベルというのは、上がっていくのです。(げんき)





 

 アセスメントが得意な人もいれば、プランニングが得意な人もいます。

 この2人が互いに共同して行なえば、双方共に「学び」は多いものです。(げんき)