その504)「質問の仕方」を変えるだけで、能力はぐんぐん伸びる。



「わからないこと」を質問すること。



これは 素晴らしいことです。



質問するのに、「こんなことを聞いてもいいのだろうか・・」と恥ずかしがる必要はなく、


むしろ、質問は 早め早めにした方が良い。 僕はそう思っています。





ただ、、、この「質問の仕方」も、人によって 様々です。



質問することによって、「情報」がプラスされる方もいれば、


質問することが、『単なる質問しただけ』に終わる場合もあります。


残念なことに、自分の「能力」のプラスとならない「質問の仕方」もあるのです。




例えば、2人から質問を受けたとします。



Aさんは、


「こういう場合には、どうしたらいいでしょうか?」 と質問しました。




もう一人のBさんは、



「こういう場合に、私はこうやっているのですが、これでいいのでしょうか?」


と質問しました。




この2人、全く「同じ質問」なのですが、能力のアップ度は 全く異なります。





能力が伸びる「質問の仕方」



それは、「自分で出した結論」を伝えてから、アドバイスを求めること です。




「どうしたらよいか教えてください。」



この質問を聞いた時に、相手は一瞬 こう思います。


「この方は、どのように今まで対応したのだろうか」


「この方は、どの部分を困っているのだろうか」



その人の「困りごと」そのものを考えなくてはなりません。





もう一つの 「こういう場合に私はこうやっている」という質問であれば



一瞬のうちに「このやり方で良いのか、悪いのか」という質問の内容が明確になり、


助言しやすくなります。


もちろん、答える側も、ほかの方法を提案することも可能なのです。





単に「教えてください」と伝えるよりも



「私の考えはこうなのですが、これでもよいのでしょうか?」と質問する方が、



自分の能力も、相手の回答力も 伸ばすことができます。





質問する」とは「まず自分で考えてみること」なのです。(げんき)








  「お昼がきました。私は何を食べたらいいのでしょうか?」「明日休みですが何をしたらいいでしょうか?」

 こうした質問には答えにくいものです。(げんき)