その513)「なんとなくしたくない」を外した回数が大切なのです。



人は、大人であれ、こどもであれ、

 


「なんとなく、、行きたくない、、」


「なんとなく、、、会いたくない、、」


「なんとなく、、したくない、、」


「なんとなく、、好きになれない、、」




「なんとなく、、したくない」



誰でも そんな気持ちになることがあります。




もちろん、僕もあります。




「なんとなく、、したくない」



これは、脳のどこか、無意識の部分が、


自分自身を守るために 知らせている「サイン」です。




自分が傷づかないように守る。



自分を「不安」から守る。




そうした 自分を守るための無意識からの「大切なお知らせ」です。





相談支援を行う中で、この「自分を守るサイン」とよく出合います。



特に、こどもたちとお話すると 大人よりもたくさん出合います。



「イヤだ。 行きたくない。」



これは、よく出てくる「ことば」です。




もし、この「ことば」を 単なる「わがまま」だと決めつけてしまうと


強制力を働かせようとしてしまいます。



こどもの場合は、親や大人からの「強制力」で 仕方なく行なうこともありますが、


それが 良い結果をもたらすかどうかは、また別の話です。




これが 大人の場合であると そうもいきません。


強制的に無理やりやってもらうわけには いかないからです。



 

 


「なんとなく、、したくない」


では、そう聞いた時に、何をしたらよいのか。




それは、「X=Y」を探すこと です。



「Xは、Yなんだ」という「思い込み」を見つけること に注力します。




「なんとなく、行きたくない」は、『行きたくないこと』が問題ではありません。


行った先にある何が、不安なのかが大事なのです。



職場であれば、「先輩が、私を嫌っている」。


こどもであれば 「あそこの先生が、怖い」。 などの「不安」です。




「なんとなく、したくない」は、『したくないこと』が問題ではありません。


したくない何かを どう思っているかが大事なのです。



大人であれば、


「絵を描いても、うまく描けない」


「料理をしても、美味しいといってくれない」


「一生懸命やっても、褒めてくれない」


「やっても、喜んでくれない」



こどもであれば、


「先生が、見てくれない」


「すぐに邪魔をする人があらわれる」


「こわいおばけが、頭の中にでてくる」



そこにある、「思い込み」を見つけることが大事なのです。





「行きたくない」と言われたら、『行く』ように説得する。

 

「したくない」と言われたら、『する』ように説得する。



これでは、ますます 「思い込み」を強化させてしまいます。




「思い込み」に気づき、そして「X=Yではないんだ」と解いてあげることが、


こうした場合の「支援」の基本となります。



「説く」ではなく「解く」ことが大切なのです。

 

 

 


「思い込み」を外した回数が多ければ多いほど、


人は、「しあわせ」に近づいていくのです。(げんき)




 

 不登校ぎみのこどもたちに、「学校に行く」意味を説くことは、あまり効果を期待できません。

 それよりも時間をかけてでも、「思い込み」を解くことに力を注ぐ方が、大人になってからも

 きっと役立つと思います。(げんき)