その521)「肩の力を抜いた子育て」を支援するのです。




僕は、常に保護者の方に伝えていることがあります。



それは、「肩の力を抜いた子育てをしよう。」 です。




力を抜いて、リラックスしていれば こどもは のびのびと活動できるからです。






あるお母さんは、必死になって こどもに「文字」を教えていました。



教えようという想いが強ければ強いほど、こどもは 覚えてくれません。



基本的に、こどもは「楽しくないものはしない」 からです。





「教える」とは「遊ばせる」ということです。




「文字」で一緒に遊び、笑い、楽しむからこそ、勝手に覚えてしまうのです。



「楽しいことは、覚えてしまう」のが、こどもです。 





「教えようとせずに、一緒に遊んで笑ったらいいよ」



そう、お母さんには、伝えています。






子育てとは、「親が望む子」に育てるのではなく、


「子が望む親」になることです。





「子が望む親」とは、 どんな親なのか




いつも温かいまなざしと笑顔で見つめてくれて、


安心していられる、ありのままでいられる。




きっと、そんな親なのだと思います。





多くの情報に振り回されてしまうと 



「子育て」は とても困難で、不安に満ちた、先の見えないものに感じてしまいます。





でも本来、「子育て」とは、もっともっと楽しく安心できるもの なのです。




「肩の力を抜いて、もっと ゆっくり楽しく やったらいいよ」




慌てる必要など 何もないのです。 (げんき)







 保育者も「保育を楽しむこと」が大切なのです。もし、職員全員がもっと「保育を楽しむこと」に

 目を向けたならば、そこには ギクシャクした関係も生まれることはないのです。(げんき)