その587)「相談室のドア」は、常に開けっ放しにしています。

 

 

僕のところの「相談室のドア」は、常に開けっ放しです。

 

「相談中」は、もちろん閉めていますが、

 

その他の時間には、「相談室のドア」は 常に開けっ放しにしています。

 

 

 

誰でも、1度は 経験したことがあるかと思いますが、

 

 

面接の時の「ドア」をノックして、中から「どうぞ」と声が聞こえたら

 

「失礼いたします」と扉を開ける。

 

 

中に入る前に、ものすごい緊張やプレッシャーを感じます。

 

 

僕は、あれが あまり好きではありません。

 

 

 

 

相談の場というのは、今から リラックスしてお話し頂こうとするのに

 

最初から 緊張感を作りだすのも どうなんだろう。

 

 

だから、入りやすいように。緊張しないように。

 

相談室のドアは 開けています。

 

 

「相談室の扉」は、「こころの扉」なのです。

 

 

こちらのこころは「オープン」していますよ。

 

 

それを 表現しているのです。

 

 

 

 

 

 

よく、相談支援について、先生方から ご質問を頂きます。

 

 

「こんな時には、どうしたらいいですか?」

 

「こんな時には、何をしたらいいですか?」

 

 

 

質問の内容は、ほとんどの場合

 

「やること」です。

 

 

 

「何をやるのか」

 

それを皆さんは知りたいようです。

 

 

 

 

でも、本当に大切なのは、

 

「どうありたいか」です。

 

 

 

 

「自分自身は、どうありたいのか」

 

「どうあるべきなのか」

 

 

 

それを考えると おのずと「何をやるのか」は 思い浮かぶものです。

 

 

もちろん、「どうありたいか」は 人によって違うので

 

「何をやるのか」も 人によって 全く異なることもあります。

 

 

 

それで いいのです。

 

というよりも、それが 「正解」なのです。

 

 

 

 

「こんな時、どうしたらいいですか?」

 

その本当の答えは、「人それぞれ」なのです。

 

 

 

 

 

常に、自分自身が「どうありたいか」を考えると

 

 

「何をやるのか」「何をしたらいいのか」は、浮かんでくるのです。(げんき)