その590)「人」というのは、「やじろべえ」みたいなものです。

 

 

以前にも、ブログで書いたのですが、

 

 

「人」というのは、健康な時には、うまく「バランス」を取ることができます。

 

 

何か悪いことや嫌なことがあった時

 

 

それと バランスを取るかのように

 

 

自分の好きなことをしたり、どこか好きな場所にいったり

 

 

そうやって「マイナス」と同じ分の「プラス」を自分で取ることができます。

 

 

両方の天秤のつり合いを取る

 

 

「やじろべえ」のようなものです。

 

 

 

うまく「バランス」が取れる状態は、健康的な状態です。

 

 

 

 

でも、、、ある一方に過重な負担がかかる場合があります。

 

 

 

仕事が膨大で押しつぶされそうな状態

 

トラブルが多くて気が全く抜けない状態

 

そうした極端な「マイナス」が続いて、天秤が「アンバランス」な状態。

 

 

 

この「マイナス」があまりに大きいため、

 

無理に「つり合い」を取ろうとしても、なかなか取れません。

 

 

そのため、そのストレスから

 

 

過剰な飲酒をしたり、

 

とてつもなく大きな買い物を衝動的にしたり

 

大きな興奮を求めたり、

 

 

 

そうすることで、「バランス」を取るつもりが

 

まるで 大波が来た「船」のように 揺られてしまい

 

最後は、転覆して ひっくり返ってしまうのです。

 

 

 

 

では、そうした状況になったときに

 

どうやって、バランスを取ったらいいのでしょうか?

 

 

 

 

 

それは、「小さな天秤を複数持つこと」です。

 

 

 

大きな天秤一つで何もかも バランスを取ろうとするから

 

不安定になるのです。

 

 

「小さな天秤」を いくつもいくつも 持っておくことです。

 

 

 

「あの人から嫌なことを言われた」

 

それに対する「プラス」でバランスを 取る。

 

 

 

「結構ハードな作業が4時間続いた」

 

それに対する「プラス」でバランスを 取る。

 

 

 

こうやって、小刻みに 「小さなバランス」を取ることです。

 

 

 

小さな「やじろべえ」を複数使って バランスを取ることが大切なのです。

 

 

大きな「やじろべえ」で「バランス」を取ろうとすると 必ず不安定になります。

 

 

 

 

「小さく」バランスを取れば、ロープの上の綱渡りだって可能なのです。(げんき)