その599)「基準」は、すべて「数字」で「明確に」を徹底することです。

 

 

 

「なるべく早めに」

 

「その場の状況に応じて」

 

「わかりやすく丁寧に」

 

 

 

後輩の指導や 保護者に対するお願いなど

 

 

そうした「場面」で、よく こうした「表現」を耳にすることがあります。

 

 

 

みなさんも日頃から 使っていませんか?

 

 

 

 

こうした「表現」

 

 

一見、「わかりやすい」ように見えるのですが、

 

 

実は、もっとも「間違い」や「トラブル」を起こしやすい「表現」なのです。

 

 

 

 

 

それは、

 

 

「判断の基準がわからない」からです。

 

 

 

特に、「相談支援」の場では使ってはいけない「NG表現」です。

 

 

 

 

 

 

「なるべく早く」ではなく、 「明日の午前中」までに

 

 

「その場の状況に応じて」ではなく、「10人集まったら、1回そこで止めて」

 

 

「わかりやすく丁寧に」ではなく、「ポイントを3つ」に絞って

 

 

 

 

 

 

判断の基準は、すべて「数字」で「明確に」表現することが

 

人によって「判断基準が違う」を 避けることができます。

 

 

 

 

 

「人によって判断基準が違う」

 

 

これは

 

「先生によって 言うことが違う」

 

「先生によって 対応が違う」

 

 

「私とあの人の対応が違う」

 

「うちの子とよその子の対応が違う」

 

 

 

こうした「トラブル」の「種」になるのです。

 

 

 

 

また、新人の先生に対して

 

 

「なんで、わかんないの??」

 

自分自身は、「わかりやすく伝えた」つもりでも うまく伝わらないこと。

 

 

 

これも ほとんどの場合は、「判断基準のあいまいさ」が原因 なのです。

 

 

 

 

相談支援を行う「支援者」や「ソーシャルワーカー」は、

 

この「あいまいな基準」を使ってはいけません。

 

 

 

 

こどもたちに伝えても「できる」

 

 

 

これが「表現」のポイントなのです。 (げんき)