その602)「メンタル不調をお持ちの方」の支援の流れを教えてください。

 

 

「元気先生、教えてほしいのですが、、

 

メンタル不調の方の支援をどんな流れで行っているのでしょうか?」

 

 

昨日、事務所にいらした 開業ソーシャルワーカーの方から質問を頂きました。

 

 

 

 

 

「他は知らないですよ。僕の支援の流れですが。」

 

 

そう前置きをして、お伝えしました。

 

 

 

 

 

 

 

「相談」と「支援」は、まず「別」に考えなければなりません。

 

 

 

「相談」は、あくまでも ヒアリングの状態です。

 

 

そのご相談の内容から「支援」が組み立てられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

「支援」のスタートとなる最初の「アクション」

 

 

それは、「情報提供」(知識のインプット) です。

 

 

 

 

一番、最初は、「知識のインプット(情報提供)」つまり「教育」がスタートなのです。

 

 (僕は、保育者研修の中で、保護者の方にホワイトボードを使って教育している場面を再現しています。)

 

 

 

 

ざっと流れをご説明すると

 

 

 「知識のインプット」→「実践行動」→「フィードバック(アドバイス)」→修正

 

→「実践行動」

 

 

という流れになります。

 

 

 

 

 

これが、1つのフローとなり、これが終わると

 

 

新たな「知識のインプット(情報提供)」がスタートし、繰り返します。

 

 

 

 

 

最初に「知識のインプット」を行うことが 一番重要なポイント なのです。

 

 

 

 

よくある流れとして、

 

 

「相談」→「アドバイス」→「実践行動」 という方法を取られる方も多いのですが、

 

 

 

 

「相談」→「アドバイス」では、うまくいかないことが多いのです。

 

 

 

 

それは 「支援する側」は「頭」でわかっていても

 

 

「ご相談者」にとっては、まったく「初めての内容」だからです。

 

 

 

 

 

ご相談者の方が「なるほど・・」とおっしゃるかも知れませんが、

 

その「なるほど」は、あまり意味を持たない。

 

僕は、これまでの経験上 そう認識しています。

 

 

 

 

 

この「フロー」の中で 重要なポイントは

 

 

最初の「知識のインプット」の内容が「その方にあっているかどうか」という点

 

 

 

そして、もう一つは

 

「修正」の際に行う、「修正技術」です。

 

 

 

ここは、経験が必要になるのですが、

 

 

「修正」をして「まとめ」て「固める」技術は、支援者の「経験」に大きく左右されます。

 

 

 

 

これが、僕が行っている「メンタル不調をお持ちの方の支援の流れ」になります。

 

 

 

 

この「フロー」を見て、

 

 

自分自身が「何を学び」「何を磨かなければならないか」

 

 

それを感じて頂けたら、かなり「支援」はうまくいくと僕は思います。(げんき)