その603)「保護者支援」の倍の時間の「保育者支援」が必要なのです。

 

 

僕は、「保護者支援」を本業としています。

 

 

そして、「保護者支援」に多くの時間を注ぎ込んでいます。

 

 

 

ただ、、それ以上に「時間」をかけているものが あります。

 

 

 

 

それは「スタッフの支援」です。

 

 

 

 

5時間かかるような「保護者の支援」があったとしたら、

 

その「スタッフの支援」には、少なくとも 10時間は時間を確保します。

 

だいたい、倍の時間をかけています。

 

 

 

 

その時間は、「教育」の時間も、もちろん含まれていますが、

 

それよりも「こころを支える時間」

 

 

そこに重きを置いています。

 

 

 

 

 

保育現場での「保護者支援」の場合も

 

実は、本来 同じくらいの時間配分が必要なのです。

 

 

 

保護者支援:保育者支援 = 1:2

 

 

これが、スムーズな関係作りと保護者、こどもたち、保育者の成長のために

 

必要な 時間の配分なのです。

 

 

 

 

「そんな時間は作れない」

 

 

 

もし、そう考えているのであれば

 

 

間違いなく、どこかの時点で 「トラブル」が発生します。

 

 

 

それは、保護者と保育者との間のトラブルなのか、保育者の離職なのか

 

内容は様々ですが、「トラブル」は、きっと生まれます。

 

 

 

その理由は、

 

「保育者の気持ちの余裕」が、「保護者支援の土台」だからです。

 

 

 

 

保育者が気持ちに余裕を持てば持つほど、自信を持てば持つほど

 

保護者の気持ちは、安定するのです。

 

 

 

もちろん、それは こどもたちも 同じです。

 

 

 

「保護者とのトラブル」には、「保育者の気持ちの余裕」が大きく関係します。

 

 

 

 

 

「園」として投資しなければならないのは、

 

「設備」ではなく、本当は「保育者の支援」なのです。

 

 

 

保育者の気持ちに余裕が生まれる「設備投資」であれば、もちろんいいのですが。

 

 

 

どれだけ、保育者に「時間」と「予算」を投資できるかどうか、

 

 

それが巡り巡って「園」の「基礎体力」になるのです。(げんき)