その614)「手放す」ことを考え方の「ベース」に置くことです。

 

 

 

相談支援という仕事の究極の目的は 「幸せのサポート」です。

 

 

 

相手の「幸せ」の少しでもお手伝いができればというのが「核」にあるものです。

 

 

 

これは 支援者であれば 誰でも 同じ「想い」を持っているはずです。

 

 

 

 

 

 

では、「支援」にあたって

 

 

「考え方の『ベース』になっているものは何ですか?」

 

 

「あなたの考えの一番ベースにある 一番大切にしているものは何ですか?」

 

 

 

 

そう 質問されると、、

 

 

きっと、、、、うーーーん、と迷ったり、悩まれたりするのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

僕や僕がサポートしている「支援者」の方に

 

 

もし、この質問をされると おそらく 即答で みんな 「ベースの考え」を答えます。

 

 

そこに 迷いはおそらく ないと思います。

 

 

 

 

 

 

「支援」をするにあたって 一番 「ベース」にある考え方

 

 

自分たちの支援の「ものさし」といってもよいもの。

 

 

 

 

それは 「手放すこと」 です。

 

 

 

 

 

まだ 一度も会ったことのない、これからご相談にいらっしゃる方に

 

 

 

「どんな支援をしようか」 とは 考えません。

 

 

 

まず考えるのは「何を手放してもらうか」という姿勢を忘れない。

 

 

そう 自分に言い聞かせます。

 

 

 

 

 

何かの「変化」を望むのであれば

 

 

 

何かを「手放す」必要があるのです。

 

 

 

 

「手放さなければ 次は 来ない。」

 

 

 

これを 考え方のベースに置いています。

 

 

 

 

 

「手放すもの」は

 

 

具体的な物だったり、人だったり、関係だったり することもあります。

 

 

でも、多くは こだわりだったり、思い込みだったり

 

ネガティブな感情だったり、そうしたものが ほとんどです。

 

 

 

 

 

ご相談にいらっしゃる方は 最初は ぎゅーっと 手を握り締めているイメージです。

 

 

その手の中には 何か あるのですが。。。

 

 

 

 

それが 話しをしていく中で そーっと 手を広げはじめ

 

 

そして 握り締めていた 何かが ようやく見えてくる。

 

 

 

そして 手のひらが まるで パーの状態に開いたときに

 

 

 

そっと それを取り除いてしまう。

 

 

 

 

イメージとすれば そんな感じです。

 

 

 

 

 

抱え込まずに 要らないものは 手放してしまう。

 

 

 

「楽になる」とは、「捨てる」「手放す」「荷物を下ろす」ということです。

 

 

 

この考え方を「ベース」に置いて 「相談支援」を行っています。

 

 

 

 

 

この考えを身に付ける「練習」は 実は 簡単です。

 

 

常に「要らないものは捨てる」

 

 

「捨てる」習慣を身に付けるだけでいいのです。(げんき)