その618)「相談」とは「枠組みを変えること」なのです。

 

 

 

はじめて 「相談業務」という仕事に就くとき

 

誰でも 最初は 必ず 戸惑います。

 

 

 

 

 

「いったい、相談って 何をどうやったらいいの?」

 

 

「只々、聴くだけでいいの・・・?」

 

 

 

不安で ドキドキしながらの 初めての「相談業務」

 

 

 

誰もが 「初めての相談」から 始まって

 

少しずつ 経験を重ねていくものです。

 

 

 

 

 

先日、

 

「相談経験が5年以上の方」の研修会でお話をさせて頂く機会がありました。

 

 

参加いただいた方は、 かなりの「相談経験」を積まれた方 ばかりでした。

 

 

 

 

ある参加者の方から その場で 質問を頂きました

 

 

「先生は、相談業務に就かれている方を見るとき 

 

 

その人の どんなところを見ているのですか?」

 

 

 

他の参加者の方も うんうんと 頷かれていました。

 

 

 

 

 

相談の内容というのは、もちろん 様々あると思いますが、、、

 

 

 

「相談業務」で 一番大事な部分。

 

 僕は一つだと思っています。

 

 

 

 

 

 

それは 「枠組みの変え方」です。

 

 

 

 

「どのように持っていくことで 枠組みを変えていくのか」

 

 

 

その人の話し方や話の構成の仕方   そうした部分を 見ています。

 

 

 

 

 

 

「相談」というのは 「枠組みを変えること」です。

 

 

 

 

「相談の場」は、「枠組みを変える場」なのです。

 

 

 

 

その人の置かれた状況や出来事の意味を「別の枠組み」で変えること。

 

 

 

これが「相談」です。

 

 

 

 

そして、 その「別の枠組み」で見つかった 「肯定的な意味」に気づいて

 

「なるほど、そうか!」と納得して 前向きに取り組む力を引き出すこと。

 

 

 

これが 「エンパワーメント」なのです。

 

 

 

 

 

 

物事や状況を「別の枠組み」に変えるためには、

 

 

そこには「言葉を使った技術」が 必要となってきます。

 

 

それが 「言葉がけ」です。

 

 

 

 

 

 

 

「相談業務」という短い言葉の中には

 

 

実は、たくさんの「技術」が隠れているのです。 (げんき)