その651)「メンタルの悪化」を防ぐために行動の8割を「ルーティン化」する。

 

 

 

メンタル面で少し調子が悪い方のサポートをしていると

 

 

ある「共通点」というのを感じることが あります。

 

 

 

 

それは、「スケジュールに左右される」ということです。

 

 

 

「スケジュール」の影響を受けやすい特徴が やはり目立つのです。

 

 

 

 

 

「予定」がくるう →「リズム」がくるう →「調子」がくるう

 

 

 

という流れになります。

 

 

 

そして、1度が「調子」がくるってしまうと 元に戻すことは かなり困難になります。

 

 

 

100 か 0 の考え方が強い場合が 多いので、

 

 

せっかく順調に進んでいたとしても、 一度 調子がくるってしまうと

 

 

そこで 終了。 今まで継続できていたことも 出来なくなってしまうのです。

 

 

 「今日はもうダメ×!!」になってしまうのです。

 

 

 

 

 

その点が、わかっているので、 セラピーで一番 最初に行うのが

 

  

「日常業務」の「ルーティン化」 です。

 

 

 

 

「日常生活」で行う あらゆる行動を 完全に「ルーティン化」していきます。

 

 

 

朝、起きた瞬間から いつもやっている行動をすべて ヒアリングしていきます。

 

 

そして、すべての順番を整えていきます。

 

 

 

 

「日常業務」のほぼ8割は ルーティン化できます。

 

 

というよりも、ルーティン化した方が 悩まなくていいので楽なのです。

 

 

 

 

そして、残りの2割の業務が 日々変わる「イレギュラー」になりますが、

 

 

すべてを「ルーティン化」することで そのイレギュラーに「集中する」ことができます。

 

 

 

 

 

ただ、この日々変わる「イレギュラー」の業務が

 

 

調子をくるわせる原因 となるのです。

 

 

 

 

 

いつもと違う作業や動きが発生すると たちまち ここでリズムがくるってしまいます。

 

 

 

そして、その後の「日常業務」が ガタガタと崩れていくのです。

 

 

 

 

それを防ぐために 「ルーティン化」は、3時間を1セットにして組み立てます。

 

 

 

 

3時間」を1つのセットとして 「ルーティン化」するのです。

 

そうすると もし、途中でリズムがくるっても

 

 

次の「3時間」の「ルーティン」で 元のリズムに戻すことができます。

 

 

※この3時間ごとに区切ることを「コンテキスト」と呼んでいます。

 

 

 

1日を「ルーティン化」してしまうと 1個くるうと その後は 元には戻りません。

 

 

 

 

でも、「3時間」ごとの「ルーティン」ならば、

 

途中で リズムがくるっても、次の「ルーティン」でリズムを取り戻すことができ、

 

1クール目は リズムがくるっても、 2クール目からは いつも通り行動できるのです。

 

 

※1つのセットを「1クール」と呼びます。

 

 

 

 

「ルーティン化」して「習慣化」すること。

 

 

 

 

これが「メンタル悪化」を防ぐために 一番最初に行う「支援」なのです。(げんき)