その680)「大丈夫!」という言葉の裏には「覚悟」があるのです。

 

 

 

今、羽田空港です。これから 福岡に戻ります。

 

 

 

 

相談支援をされている方から

 

「大丈夫って 言うのは、どうしても気が引けてしまいます。。

 

 

先生は、大丈夫って伝えることができますか?」

 

 

そんな質問を頂くことがあります。

 

 

 

 

 

そんな時、僕は 笑顔で

 

 

「もちろん(笑)。大丈夫って しっかり伝えます。」

 

 

そう、答えています。

 

 

 

 

 

「大丈夫」という言葉は、

 

 

裏を返せば、「覚悟をしている」という意味です。

 

 

 

 

これから どんな事があっても 見放したりすることもないし、手も離しません。

 

 

 

という意味なのです。

 

 

 

 

それが、「大丈夫」という言葉 です。

 

 

 

 

 

「大丈夫」という言葉は、そんなに軽くはないのです。

 

 

 

 

 

 

例えば、大きな病気になってしまって 手術が必要になった時

 

 

 

医師から「うまくいく確率は、 ●●%ですが、精一杯やってみます。」

 

 

と言われるよりも

 

 

「大丈夫です。任せてください」と言われた方が 僕は安心します。

 

 

 

 

もちろん、これは 人それぞれなのですが。。

 

 

 

 

 

「大丈夫!」と言われた方が、僕は 安心します。

 

万が一があったとしても、多分、後悔はしないと思います。

 

 

 

おそらく、その医師も これまでの経験や実績の中から

 

手術の最初から最後までの一連の流れが描けているからこそ、

 

「大丈夫」と伝えるのだと思います。

 

 

 

 

「なんとなく、、大丈夫。。」では ないはずです。

 

 

 

 

 

 

「支援」における「大丈夫」も 実は、同じなのです。

 

 

 

 

最初から最後まで 「絵」が描けているかどうかです。

 

 

 

 

それも、これが駄目だった時の「次のパターン」まで

 

複数の「プラン」の絵が最初から最後まで描けていると

 

自分にも、そして目の前の人にも「大丈夫」と伝えることができるのです。

 

 

 

 

 

「大丈夫」の裏には、

 

複数のシミュレーションと、その「絵」が隠れているのです。

 

 

 

 

「絵」が描けると、人は「覚悟すること」ができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

「相談支援」というのは、常に複数のパターンを描くことが

 

 

実は、必須の「作業」なのです。1つでは駄目なのです。

 

 

僕は、1つの支援に最低でも 7パターンのシミュレーション を行っています。

 

 

 

 ★相談内容を聞いて、後は「出たとこ勝負」はNGです。

 (※シミュレーション力を鍛えるために、事例研究があるのです。)

 

 

 

 

 

 一番困難だったケースでは、16パターン シミュレーションしたこともあります。

 

 

 

 

「最初」から「最後」までのパターンが、複数 描けるようになると

 

自分に「大丈夫!」と言い聞かせることができるのです。

 

 

 

 

 

 

「大丈夫」という言葉の裏には、

 

納得いくまでの「シミュレーション」が隠れているのです。(げんき)