その691)「傾聴」しても相手に「言葉」がうまく届かないんです。。

 

 

「傾聴しているのですが、、相手に言葉がうまく届かないんです。。

 

どうしたらいいでしょうか?」

 

 

保育士の先生からメールで、質問を頂きました。

 

 

 

 

「傾聴」=「相手に言葉が届く」

 

 

 

なんとなく、そう思われがちですが、、

 

 

 

 

 

 

でも、これは =ではありません。

 

 

「傾聴」すれば「相手に言葉が届く」 わけではないのです。

 

 

 

 

「傾聴」とは「聴く姿勢」です。 

 

 

 

「相手に言葉が届く」ためには、実は「別のもの」が必要になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、「言葉」の「快」 です。

 

 

伝える側の「言葉」が、受け取る側にとって「快」がどうか 

 

 

実は、それだけ なのです。

 

 

 

 

どんなに「伝える側」が 相手にとって「良いこと」だと思っていたとしても

 

「受け取る側」が「不快」だと思えば、相手の中に「言葉」は入りません。

 

 

 

「相手に言葉が届く」ためには、伝えたいメッセージが

 

相手に「快」として捉えられるかどうかを考える必要があるのです。

 

 

 

 

 

いろんな場面で、

 

相手にとっては、「面白くないこと」「気が進まないこと」

 

場合によっては、「不快」になることを 伝えなければならないことがあります。

 

 

そんな時、話す前から 

 

できる限り、雰囲気を和らげたり、逆に 神妙な雰囲気を作ったり、

 

それぞれの方が 工夫をして 相手に「メッセージ」を伝えます。

 

 

 

でも、ほとんどの場合は、 なんだか しっくりこない感じで終わってしまいます。

 

 

 

それは、

 

ちょっとでも 「違和感」を感じてしまうと

 

人は「不快」に流れてしまうから なのです。

 

 

 

 

そうした「雰囲気」の「演出」は逆効果になってしまう のです。

 

 

 

 

 

では、どのように「言葉」を「快」にしたらよいか?

 

 

 

 

それは、「評価に加えること」です。

 

 

 

「褒めること」や「評価すること」と同じように伝えることです。

 

 

 

 

「メッセージ」が相手に

 

「評価されている」「褒められている」と捉えてもらうことが大事なのです。

 

 

 

 

そのためには、「評価したい」「褒めたい」ことに加えて伝えたり、

 

「言いたい事」を相手が「評価されている」と感じてもらうための「技術」が必要になります。

 

 

 

研修では、こうした「評価に加える言葉がけ」も

 

「事例」を交えてお伝えしています。(げんき)