その694)「表面的な理解」だと「うまくいかなくなる」と混乱してしまう。

 

 

 

 

「なんで、あんな態度を取るのか わかりません、、、。」

 

「なによ、あの人、意味わかんない。。。」

 

 

 

相手が、自分の意に沿わない態度を 取ったり、

 

急に 態度が変わってしまうと、人は 「混乱」してしまいます。

 

 

 

 

「その人の事を、理解してますか?」

 

 

そう尋ねると、

 

 

「あの人のことは、よくわかっています!」

 

「どんなタイプかは、知ってますよ!!!」

 

 

 

きっと、そう答えられます。

 

 

 

 

逆に、相手が自分の意に沿わない態度を取ったり、

 

急に態度が変わっても、特に  動揺しない人 もいます。

 

 

 

「あーー、そうなんだ。。まあ いいか。」

 

 

「そうか、そうきたか。。」

 

 

そんな感じの人もいます。

 

 

 

 

 

もし、その人に

 

「その人の事を、理解してますか?」と同じ質問をしたとしたら、

 

 

 

 

「はい。多分、この前の出来事が原因なんだと思いますよ。」

 

「はい。でも またすぐに前に戻りますので、心配してないです。」

 

 

きっと、こんな感じで 答えられます。

 

 

 

 

 

 

相手の態度が変わった時に、混乱してしまう。

 

それは「表面的な理解」の状態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

常日頃から、「なぜ? 今 あの行動を取ったのだろう」

 

そうやって、相手の行動に興味を持って、頭の中で何度も反芻していると

 

相手の「頭の中の事」まで、理解できるようになります。

 

 

 

「相手を深く理解する」と「動揺」はなくなるのです。

 

 

 

 

 

 

実は、対人援助職と言われる職業に就く方には、

 

(保育者も先生も、そうですし、看護師さんや介護分野の方も含めて)

 

 

この「相手を深く理解する目」が必要なのです。

 

 

 

 

 

 

「なぜ?思考」と言われるように、

 

「なぜ?今あれをやったんだろう」そう考えて、

 

相手の行動を何度も反芻しながら、イメージすること。

 

こうした「目」で「相手を理解することが大切なのです。

 

 

 

これが、「職業としての目」です。

 

 

 

 

 

日頃から、家族や友人など いつでも そう考えてみてしまうと

 

疲れてしまいますが、、

 

 

 

「職業」として「人」と接する際には、

 

この「相手を深く理解する目」がなければ

 

その都度、悩んだり、不安になったり、疲れてしまって

 

やっぱりこの仕事向いてないんだ、、そう思ってしまうのです。

 

 

 

 

 

大変そう、難しそうに思うかも知れませんが、

 

何度かやれば、すぐに この「コツ」はつかめます。

 

実は、意外に簡単なのです。

 

 

 

 

 

 

 

「対人援助職」の場合、

 

「表面的な理解」は、「メンタル不調」の原因になります。

 

 

 

 

「相手を深く理解する目」を持つことで、

 

自分の中の「こころの負担」を減らすこともできるのです。(げんき)