その733)「相談支援」は、「最初の雰囲気」で9割決まるのです。

 

 

 

「相談支援」というのは、とても不思議なもので、

 

 

「相談者」と「支援者」では、

 

「解決できるかどうか」について 若干、捉え方が異なります。

 

 

 

 

「支援者」は、「話」の中身を伺いながら

 

最終的な流れの中で、「解決」を考えます。

 

 

 

こうやって、こうして、こうなれば、おそらく「解決できるだろう」

 

 

こんな感じです。

 

 

「支援の流れ」の「結果」として、「解決」があるのです。

 

 

 

 

 

 

でも、、「相談者」は、異なります。

 

 

「最初の雰囲気」です。

 

 

顔を合わせて、最初の3分くらいの間で

 

 

 

「うーーん。。。。多分 解決しないだろう」

 

 

そう判断してしまいます。

 

 

 

 

「解決できるかどうか」

 

それは、面談の最初の「早い段階」で感じ、イメージしてしまうのです。

 

 

 

 

 

「相談支援」は、「最初の雰囲気」で 決まります。

 

 

それも、最初の3分~5分くらいの「雰囲気」で決まってしまうのです。

 

 

 

 

 

「今日は なんだか話を聞いて欲しい」

 

 

そうした、「話す場」を求めた面談であっても、「話せる雰囲気」かどうかは重要ですし、

 

本当に 何らかの解決を求めている「相談」の場では、

 

最初の「雰囲気」というのが、かなりのウエイトを占めてくるのは間違いありません。

 

 

 

 

「相談支援」での「支援者の準備」というのは、

 

 

まず、今回の相談では、

 

① とにかく 話を聞いて欲しいという 思いの方が強いのか

 

② 相談者も家族も本当に困っている。今すぐに何とかして欲しいのか

 

 

 

その点を まず 「イメージ」しておくことが大切です。

 

 

 

そして、

 

① の場合であれば、「傾聴」していくことに専念する。

 

 

② の場合であれば、最初の5分で 「支援者」の「解決への思い」を

 

どう表現するのかを、予め 構成しておくことが 重要なポイントになります。

 

 

 

 

 

「相談支援」の前に、準備が必要ですか?? と質問を頂くことがあるのですが、

 

 

どういった相談であっても、「事前の準備」は、やはり必要です。

 

 

 

 

 

 

「相談支援」の「準備」とは、「安心感」の表現です。

 

 

 

 

「話」を聞いてもらえる「安心感」

 

 

「解決」が期待できる「安心感」 なのです。(げんき)