⑧ 課題中心理論・アプローチ

解決したい問題を選び、具体的な課題を設定して取り組む問題解決の計画的な手法

課題中心理論・アプローチは

 

ソーシャルワーカーと利用者が契約の中で、目標を定め、解決のための「課題」を設定し、限られた時間の中で

取り組んでいく手法である。

 

※解決したい「課題」は、ソーシャルワーカーと利用者が一緒に考えて選び出す。

「いつまでに 誰が 何を するのか」

 

 


『問題解決」とは

「現状」と「理想」(ありたい姿)のギャップを埋めるための作業です。

そのためには、スタートからゴールまで一足飛びにいけないので、達成可能な課題をおき、一歩ずつ近づいて

いきます。もちろん、その課題を実行したあとの達成状況の評価(振り返り)が大切です。

 

Plan(計画)-Do(実行) よりも そのあとのSee(振り返り・チェック)がもっと大切です。(げんき)


保育の現場で使える視点

目標と課題はセットで行う。保護者支援だけでなく、こどもたちも同じです。

「目標」だけでは 単なる「スローガン」になってしまいます。

 

そのためには、「目標」に向かうための「課題」が必要です。

 

1つの目標には、 それぞれ 3つの「課題」を用意してみましょう。

 

例)

【目標】  だれとでも あいさつ できるようになろう!

 

課題1  かがみにむかって あいさつのれんしゅうを 1分間 やってみよう。

 

課題2  ともだちと めがあったら にっこり わらって みよう

 

課題3  ともだちよりも はやく あいさつしてみよう

 


僕は「こう考える」

「3つ」というのは、 人が受け入れやすい「課題」の 数 です。

 

 目標を決めたら、 まずは 3つ課題を考えてみる習慣をもちましょう。

 ものすごいスピードで問題解決の力がつきますよ。 (げんき)