その633)「小学校」で学んだ、一番大事なこと。

 

 

 

小学校の2年生か、3年生くらいだったと思います。

 

今、僕は51歳なので、40年以上前のことになりますが、、

 

いまだに覚えていることがあります。

 

 

 

 

ある時、先生が、黒板に 「1日1善」と 大きく書き出しました。

 

 

そして、みんなに この意味を伝えました。

 

 

 

こどもながらに、「1日に1回 良いことしたらいいんだ」 そう思いました。

 

 

 

でも、、それだけであれば

 

 

そこで 終わりです。

 

 

 

小学校の低学年のこどもが、毎日1つ 良いことをすること など

 

 

まず ありません。。

 

 

 

 

でも、そこで 先生が リングのついた「単語カード」を取り出しました。

 

 

 

 

そうして、こう みんなに言いました。

 

 

「今日から、1日1つ 良いことをしたら、このカードに書きなさい」

 

 

そういうと クラスのこどもたち 全員に その「単語カード」を配りました。

 

 

 

もちろん、「単語カード」は見たことはありますが、、使ったことはありません。

 

 

その時にさわった「単語カード」がとても新鮮だった記憶があります。

 

 

 

 

 

それから クラス内に大きな変化が起こりました。

 

 

 

 

教室に落ちているゴミを競うようにとりあい

 

 

校庭にあった、ホースを 「僕が片付ける」と取り合って片付けたり、

 

 

 

学校だけではなく、家に帰ると 

 

「なんか買い物ない?」と母親に聞いて、おつかいに行ったり、

 

 

 

 

とにかく、その「単語カード」に書きたくて

 

 

良いことをする。。いや、、「できること」を探しはじめました。

 

 

 

 

教室でも、それぞれが「単語カード」をもって 見せあい

 

 

 

「もう、おれ こんなに良いことしたよ」

 

 

「うわー、それ1日1善じゃなくて、1日10善 したんじゃない(笑)」

 

 

 

そうやって、「良いことをすること」=「楽しいこと」という意識 

 

 

クラス全体に広がったことを思い出します。

 

 

 

 

 

 

この思い出は 今でも 自分を支えてくれています。

 

 

 

 

そこから 学んだことは

 

 

人が行動するためには、まず「仕組み」や「仕掛け」が必要である。

 

 

そして、その「仕組み」というのは、「楽しい」が原点になければならない。

 

 

 

 

 

とても大きな大きな 学びだったと 先生には 今でも感謝しています。(げんき)